■ はじめに:移住を“ゼロからの再出発”にしないために
「地方で暮らしたい」と思ったとき、多くの人がぶつかるのが**“収入の不安”**です。
新天地で新たに仕事を得るには時間も労力もかかる。その不安をどう乗り越えるか――私が実践したのは、移住前から東京での仕事を“継続させる準備”をしておくことでした。
■ 1. 移住前から“戦略的に継続”することで、収入面の懸念を払拭
地方移住における最大のハードルの一つが「収入面の不安」です。
新天地での営業や顧客開拓にはどうしても時間がかかるため、移住前から、これまでに築いたネットワークの中でコンサルティング業務などを受託し、都市部の仕事を“月イチ出張”という形で継続する体制を整えておきました。
これは単に収入を得るという意味にとどまらず、**移住後の生活を安心してスタートさせるための“心理的な安定策”**としても大きな効果があります。
■ 2. なぜ東京出張を続けているのか?〜3つのメリット〜
● 刺激と情報の補給
地方に拠点を移すと、どうしても情報が限られがちです。月に一度の東京出張は、業界の動向やリアルな空気感、人脈のメンテナンスのための貴重な機会です。デジタルでは得られない“空気ごと吸収するような情報”がここにあります。
● 収入不安の軽減策として
新しい土地でいきなり仕事が成立するとは限りません。だからこそ、移住前から確保していた東京での業務を継続することが、経済面・精神面の両方での安定に寄与します。
地方で育てる仕事と、都市で確保する仕事。それぞれに役割を持たせることができれば、生活にもリズムが生まれます。
● 視点の幅と仕事の多様性
都市と地方、双方に接点があるからこそ、見える景色や考え方の幅が広がり、発想に多様性が生まれます。
「地方では○○が求められ、都市では△△が強みになる」――その両方を理解しながら働けるのは、ハイブリッドなライフスタイルならではの強みです。
■ 3. 地方にいるからこそ、東京の仕事が新鮮に見える
面白いのは、地方に住んでいることで、かえって東京での仕事が新しい切り口で見えてくるということ。
たとえば、地方で得た経験や価値観を持ち込むことで、東京のクライアントにとっては意外性ある提案になったり、印象的な存在になったりするのです。
単なる出張ではなく、**“拠点が地方であることを活かした東京での関わり方”**ができれば、都市部の仕事も一段と意味を持ち始めます。
■ おわりに:仕事を“持ち出す”という選択肢
地方に移住しても、すべてを手放す必要はありません。
むしろ、これまで培ってきた仕事やネットワークを“持ち出す”という視点があれば、地方での暮らしは安定しやすくなります。
なお、私自身にとっては、こうしたコンサル業務はあくまで副業的な位置づけであり、本業は「自ら構築しているビジネス」にあります。
この本業構築のプロセスについては、また別の記事で詳しくご紹介する予定です。
👉 このほか、noteでは移住後の生計の立て方や生活のリアルについても随時綴っています。興味のある方はぜひご覧ください。
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